「その写真立てをあと5mm右に」。「花瓶を反時計回りに5度くらい」。これは撮影時によく飛び交う言葉です。そこにある物を少し動かすことで、背後に隠れていたものが見えたり、光の加減が変わったり・・・どこまでこだわってシャッターを押すのかということですが、たとえそこで写真立てが5mm右に動いていなくても、写真の仕上がりやイメージはそう大きくかわらないかもしれません。しかしながら、私が好きな言葉に「神は細部に宿る」という言葉があります。細かなディテールの部分を疎かにしては全体の美しさは得られず、また、細部にまで気を配りこだわることこそが、写真のクオリティを高め、最終的にご満足頂けるサービスをご提供できると考えています。
撮影の際はファインダーを覗き、1枚の絵として見たときの全体の収まりやバランスに気を配りながら、家具や雑貨の配置を決めて撮影していきます。それは、シャッターを押す瞬間に、1枚1枚の絵を描いているような感覚です。私は残念ながら画才にはまったくと言っていいほど恵まれませんでしたが、表現手法の1つとして、カメラを介した写真や動画という選択肢を与えて頂いたと思っています。
このように、どのようなお部屋も細部までこだわって撮影を進めていくため、納得がいく状態にならない場合はなかなかシャッターを押せません。そのため撮影に時間がかかってしまうことがあります。また、撮影後にある程度の加工はもちろん可能なのですが、お部屋に入る自然光の量と色合い、時間との戦いを常に行っており、さらに細部にまで気を配るため感性を研ぎ澄ました状態で撮影に集中させていただくため、サービスの実施時にお客さまにお立合いを頂く場合、撮影の間はお話しをするなどしてその場を和やかに進めることができませんが、その点だけは何卒お許しくださいませ。
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